ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

現地校の研究発表

週末、そして週明けは暑いくらいだったのに、雨が降って急に肌寒くなってきた。

 

いよいよ今日からオンラインで現地校の研究発表が始まった。

ドイツでは小学校2年生から研究発表を、グループで、もしくは1人でするようになる。

大抵は始めはペットが課題テーマとなるのか、娘の時は親友と2人で発表した題材は『鯉』だった。

その後、野生動物や気象、そして世界の国々をテーマに1年に1〜2回こなしていく。

ギムナジウム7年生の現在も、今週金曜日の国語の時間にグループで発表を行うそうで、課題テーマである幾つかのスポーツの祭典で娘達が選んだのは、『オリンピック』だった。

昨年度の補習校の学習発表会でもオリンピックをテーマに発表していたし、オリンピック続きだ。

ミュンヘンの友達のお子さんは、地理の時間で研究発表をしたらしく、そこで『ギリシャ』を選んだそうだ。

 

かくして倅の研究発表人生が幕を開けた。

流石にコロナ禍でグループでの共同作業はできないので、研究発表は個人で準備する事となった。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

 

昨日の授業の際に、先生から

「いつ発表したい?」

と聞かれ、倅は

「今日が良いでっす!」

と張り切って答えたが、発表そのものは翌日からなので(ちゃんと教えたのだけど、聞いてなかったらしい)、結局、来週の水曜日の最終日に大トリをする事になった。

来週の最終日の最後というのは、ありがたい。

練習する時間があるし、先生以外、誰も視聴しない方が緊張しないで済むからだ。

 

先生から、発表の際の注意点は以下の通りだった。

・プラカードは壁に貼っておくか、持って(もらって)発表をする。

・はっきりとした声でゆっくり落ち着いて話す。

・ずっと下を向いて話さない。

・読むのではなく、知らない人に説明するつもりで話す。つまりカンニングペーパーはあっても、それを読まないようにする。

・持ち時間は約10分。

 

更に視聴する側にも注意点を促した。

・視聴に関しては、義務ではなく、あくまでも任意なので、したければすれば良い。但し、視聴する場合は、発表する人に対するリスペクトが必要。

・発表中は煩く騒いだり、意地悪な質問をしない。

・威圧的な態度で聞かない。

 

今回はオンラインでの発表、そして視聴となるので、また少し状況が変わってくる。

大体、希望者のみの視聴となるから、皆自分の順番が終わったら、さっさと退出するだろう。

先生は、この日の為に、21人分のテーマを用意していたようだ。

それぞれが異なったテーマを発表するので、とても興味深い。倅にとっても良い勉強になるから、是非最後まで視聴して欲しいと思う。

 

この発表は今年度の成績にも大きく関与するらしい。

練習した時は、割と上手く話していた。

感心したのは、ちゃんと記憶しているところだ。読む事は余りしなかった。

やっぱりこの子はドイツ語ネイテイブなんだと思う。

そして緊張していないのか、全然臆していなかった。

本番でもこのくらい上手くいって欲しいものだ。

 

さて、実際蓋を開けてみると、21人中13人の子供が視聴していた。

いやはや、驚いたね。

多分、発表する子供と先生くらいだろうと思っていたから。

普段、オンライン授業は嫌いだとぼやいている倅も、質問したら

「僕、参加する」

と言うではないか。

なので、参加したら、倅は13人目だった。

意外に皆、真面目なんだね。(倅もね)

そして発表した子供達は初めてとは思えない程、上手かった。

 

もしかしたら、段々視聴者の数が少なくなっていくかもだが、それはそれで好都合。

とにかく、当日を楽しい気持ちで迎えてもらいたい。