昨日の倅はかなりの怖がりだった。
昔はそうでもなかったのだが、自我が芽生えつつあるからか?、ただ『怖い』という概念が芽生えてきたのは、要するに少しずつ成長してきているわけだから良い事だとは思う。
でないと、この子は40歳迄、果たして生きれるのかしらと思うくらい、無鉄砲で、親として心配だからだ。
現在、子供達が勧めるホラーゲームの実況動画を一緒に見ているが、急に大きな音と共に、得体の知れない不気味な輩が飛び出してくるので、実況者も絶叫しまくっていた。
恐怖心というのは一体いつから芽生えるものなのだろうか。
一般的に、幼稚園に上がる頃から、心理面の発達に伴い、インパクトとして、より強く頭に焼き付くようになる。そして小学校に上がる頃には、認知的にも大きく発達してくるので、想像力が膨らみ、恐怖心を植え付けてしまう子供もいるのだという。
娘は幼稚園時代に鳥の死骸や大きな蜘蛛なんかも平気だった。
しかし今では大きな蜘蛛やゴキブリや家の中に入ってしまったコウモリ(どちらも日本帰国中に遭遇)なんかは、無理になっている。
私なんかでも同様で、虫全般、特にゴキブリはもう恐怖の対象でしかない。
克服しようとして、小4の時に小さくなった主人公が虫と交流する漫画を描いたが、未だに苦手なままだ。
幽霊に至っては、小学校時代に流行った怪談話から、結構好きではあるものの、日本の夏の風物詩である『あなたの知らない世界』は怖すぎて絶対に見れない。
年齢と共に、平気になるもの、そうでないもの、また平気だったものが怖くなる事ってあるのだろう。
今回のホラーゲームの実況動画は、1ヶ月程前に娘と一緒に見た時には、ケラケラ笑っていたらしい。(それも違う意味で怖いが)
恐らく、今回はテレビの大きな画面で、しかも大きめな音だったから驚いてしまったのだろうか。
本人が『絶対にテレビは見ない』と誓う程、怖かったようだ。
まあ、朝になってオンライン授業が始まる迄は、誓いを破り、テレビを見ていたから心配するほどでもないのかもしれないが、取り敢えず、様子を見てみる事にする。