ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

小さい“っ“が消えた日

 

誰だって何だって、いなくても良い存在なんてないんだって教えてくれる本。

 

 

小さい“つ”が消えた日

小さい“つ”が消えた日

 

 

ひらがな達が住んでいる五十音村では、いつも自慢話が飛び交う。

誰が1番偉くて役に立っているのかを話すのだ。

そしてそんな時に、邪険にされてしまう文字がある。それは小さな「っ」だった。

ある時、小さな「っ」は消えてしまった。

さあ、大変だ。人間界で異変が起きてしまった。

 

そこでひらがな達は「っ」に呼びかける。

その方法は・・・。

 

可愛らしい挿絵と軽快な文章で、物語にどんどん引き込まれていく。

 

自分が小さく思えて、要らない存在だって落ち込んでしまう時に読むと、温かい気持ちになって元気が出る。

この世に無駄なんてないのだ。

邪魔な存在なんて何もないのだ。

そう教えてくれる。