ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

スポンジボブを考える。

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スポンジボブって、どうしてそんなに人気があるのだろうか。

娘に至っては伝説だとまで言いきっている。

友達の息子さんは、その昔アメリカ合衆国に住んでいた時に、スポンジボブで英語を覚えたそうだ。

日本ではどうか分からないが、とにかく、ドイツやアメリカでは男子がいる家庭は必ず視聴している。

 

それ程までに人気の高いスポンジボブとは、どういうアニメなのだろうか。

 

ビキニタウンで暮らすスポンジボブと愉快な仲間達が巻き起こすアニメは海洋生物学の教師ステファン・ヒーレンバーグが原作者だ。

アニメと海を愛するヒーレンバーグが考案、制作したスポンジボブは、子供のみならず大人も虜にする世界中で愛されるアニメの1つだ。

 

スポンジボブの隣人のタコのイカルドは、このアニメにとって重要な役割を果たしている。

というのも、スポンジボブは子供の象徴であれば、イカルドは典型的な大人の投影となり、この2人の物事の捉え方の違いがアニメで映し出されているのだ。

つまり、子供であるスポンジボブが前向きに楽観的にやっている事を、否定し保守的に考えるイカルド。この2人の対比が絶妙に上手い。

それによって、視聴者は大人の自分と子供だった頃の自分を、そのまま見る事ができるのだ。

 

ではスポンジボブの親友ヒトデのパトリックはどういう象徴なのか。

一言で言えば、天才だろう。

人たらしで自由気ままに生きている風来坊の彼にもまた、人は憧れてしまうのだ。

 

ま、そんな小難しい事を書くのは止めて、単純に話そのものを楽しむのが1番だよね。

 

 

 

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出典:amazon.co.jp