娘が小学校4年生の時に、学校が3年生と4年生の希望者を集めて演劇をした。
娘は小学校3年生の時は恥ずかしがってしようとしなかったが、最終学年の4年生ではやりたいと言い、約半年間、稽古を積んだ。
参加者が多かったようで、グループを2つに分け、ダブルキャストで挑んだ。
当然、最終学年の子供達が優先的に役に選ばれた。
娘の役は森の物知りな小人で重要な役の1人だった。
こう見えても私は中学高校と演劇部に所属し、高校を卒業してからは地元のアマチュア劇団に入っていた経緯もある程、芝居好きである。
補習校でも学習発表会があり、子供達の学年やクラスで芝居をする場合は、かなりテンションが上がる。
補習校の場合は、皆との練習時間が殆ど取れないので、最短で演技指導を施す。
現地校はその点、特別に稽古時間を設けてくれるので、時間も充分取れる。
役として活きれるかどうか、これが最重要課題だ。
私は台詞を覚えるのがとても早かったが、娘もそれに似たらしい。誰よりも早く覚えた。
それに武術で培った潔さがあり、舞台上で数回ズッコけるシーンなどはお手のものだった。
実はこういったアクロバテックな要素が前半に多くあり、前半を任された子供達は印象深い動きが得意だった。
後半になると、歌を上手く歌う子供のソロパートがあったりと、大いに盛り上がる。
さて月影先生のように私も超スパルタで娘に演技指導を行った。
因みに『ガラスの仮面』を知らない娘に、アニメの第1話を見せたが今一つだった。残念。
当日は大成功だった。
大成功すぎて、何度も公演をしたらしい。凄いな現地校。
娘はどうやらそれで人気を博したようで、下級生の子供達からサインをねだられ、面識ない子供達からも声をかけられ、今度いつ新しい舞台があるのか聞かれる程だった。
ところでギムナジウムでも演劇部があるらしい。
こちらは9〜10年生の子供達しか所属できないようだ。
もしチャンスがあるなら、また芝居をやってもらいたいものだ。
勿論ヲカンは協力を惜しみません。
スーパーオペラ 歌劇「紅天女」(ガラスの仮面より)ラストの歌